院長ブログ

歯磨きはしなくてよいの?

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こんにちは、等々力・深沢・中町にあるソフィア歯科医院の矢島です。

 

毎月、クリーニングしてもらえば毎日、歯をみがかなくても良いのか?


『こんなに磨いているのに全然だめならモチベーションが下がります。』

 

よくブラッシングの指導をさせていただくとこういったコメントをいただきます。

毎日、頑張って磨いているのに歯医者さんに行くと磨けてませんねと指摘される。

『毎週、毎月クリーニングに行けば自分で磨かなくても良いのでしょうか?』

先日こういったご質問を頂きました。

 

残念ながらその作戦は非現実的です。

なぜなら、クリーニング後、個人差はありますが、何もしなかったときに効果が持続されるのは3日だと思っています。

一生、3日おきにクリーニングにしてもらうのはあまりに負担が多すぎます。

 

そのため大切なのは磨けていない理由をもっと知ることが大切です。

多くの方は磨けない理由を歯ブラシのせいだとまず考えます。

そう考えるのは簡単だからです。

 

ただその理由が正解であれば元野球のイチロー選手のバットを使えば誰もが、

彼のような成績を出せるということになります。

 

歯ブラシもあくまで道具なのです。使い方次第です。そんなに楽はできません。

理由は3つです。

1つ目。どこが汚れやすいのか知らない。

2つ目。その汚れやすいところの当て方を知らない。

3つ目。道具の特徴をわかっていない

 


1:どこが汚れやすいのか知らない

汚れやすいところは3大不潔域と言われているところです。

歯と歯茎の境。歯と歯の間。歯の溝です。

多くの患者さんはほとんど大きな面の所をしっかり磨き過ぎくらい磨きます。

もう磨けているところを永遠に磨き続けています。

1回染め出し液というものを使ってみると良いと思います。

テストの答え合わせみたいに楽しめるはずです。


2:その汚れやすいところの当て方を知らない

当て方は基本的に斜め45度を狙いましょう。

鏡の前でやらなくてはまずちゃんと当てるのは無理だと思ってください。

何かをしながら磨けるということは、ダンスをしながら打席に立つようなものです。

バットにボールを当てられるわけありませんよね。

同じことで自分の当て方、動かし方を鏡で確認をして、ブラシをプラークにあてる。

上達間違いなしです。


3つ目:道具の特徴をわかっていない

道具の特徴です。幅の広いものが狭いもの、柔らかいもの硬いものいろいろと市販されています。

しかしまずちゃんと当てるために大切なのは持ち方です。

そして動かす方向とそのあてる強さです。

バットは両手でもつように歯ブラシにも効果の高い持ち方があります。

力強く押し付ける必要はありません。

押し付けて磨けるようなら男性の方が女性より磨けることになります。

 

”物は使いよう”という言葉がありますが、本当によくできた言葉です。

 

正しい道具を用いて正しく使う。

黄金の鉄則を守って、歯を守っていきましょう!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

読むのと実際にやるのとでは大きく違います。

興味を持たれた方はぜひ当院のクリーニングをおすすめいたします。

 

予防・メインテナンス

 

 

 

 

 

 

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